かぐわしき名宝−香り展
2011年4月25日月曜日 10:34

東京藝術大学美術館で開催中の『香り展』に行ってきました。
爽やかな風が吹く良いお天気で、上野公園の新緑がとっても綺麗でした。
日曜日ということもあって大変な人出。
特に動物園の前は入園待ちの親子連れが長い列を作っていました。
パンダはやっぱり大人気ですね。

動物園前の大混雑に比べ、藝大美術館の周辺は人が少なくなって落ち着いた雰囲気。
『香り展』は、【香りの日本文化】【香道と香りの道具】【絵画の香り】という
3つの大きなテーマで構成されていました。
展示の導入では、【香りの源】として、有名な香木「蘭奢待」のほか、見事な沈香木の置物、伽羅、白檀などの香木の展示がありました。
ガラスケース越しに鑑賞するだけではなく、大きな白檀の材に触わって、香りをかぐこともできます。
平安時代の練香を再現した香りをかげるコーナーなどもあり、観るだけではなく実際に香りを体験できる素敵な展覧会でした。
個人的に初めて観て、興味深かったのが、江戸時代の人気役者の葬式に掛けられた「死絵」と呼ばれる木版画です。
役者の当たり役の華やかな姿とともに、香炉とそこから立ち昇る煙の絵が描かれています。
絵のなかから、葬儀の会場でたかれたであろう焼香の香りが漂ってくるようでした。

美術館のガラス張りのテラスからは、建設中のスカイツリーを眺めることもできました。
香りに興味のある方なら、ぜひ、お奨めしたい展覧会です。






































