お線香と線香花火
2007年8月6日月曜日 09:36

NHK教育テレビの「美の壺」<花火>を視ました。
テレビを視る前は、「打ち上げ花火」鑑賞のツボなんだろうな、と勝手に思ってましたが、線香花火も取り上げてられていて、これがとても面白かったです♪
線香花火といえば、和紙を細くよった先に火薬が入った小さな花火。
花火遊びの最後を飾る定番花火です。
この線香花火が生まれたのは江戸時代。元々は藁(わら)の先に火薬をつけたもので、香炉や火鉢の灰に挿して火をつけた楽しんだそうです。
その形が仏壇に供える線香に似ていることから、線香花火の名がつけられたとのこと。
形だけではなく火のつけ方も、お線香によく似ていたのですね!
また、線香花火も作りたてより、しばらく置いたほうが火薬が馴染んで綺麗な火花になるとか。
そんなところもまた、お線香と似ています。
番組で紹介された寺田寅彦氏(物理学者・随筆家 1878−1935年)の線香花火の文に引き込まれました。
『子供時代の夢がよみがえって来る。
今はこの世にいない親しかった人々の記憶が呼び返される。(中略)
実際この線香花火の一本の燃え方には「序破急」があり、「起承転結」があり、詩があり、音楽ある』
<寺田寅彦『備忘録』より>
子供の頃、ちゅるちゅると動く線香花火の火の玉が生き物のように見えたものです。
光のダンスと音、火薬の香り。
線香花火は、夏の夜の小さな劇場、華麗なミュージカルを見るようでした。
大人になって線香花火を見ると、遠いの昔のこと、親しかった人々のことが火の中に現れて、また消えていきます。
華やかに燃えて、ぽとんと落ちる火の玉をみつめ、「ああ、人の一生のようだ」と感じたことを思い出しました。
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私が子供の頃は
藁を使った線香花火でした。
でも、香炉や火鉢の灰に挿して火をつけていたとは
知りませんでした。
現代の紙の花火では試しようもありませんが
藁の時なら、立てることが出来たのに
試してみたかったです。。。
コメント by 吉岡 — 2007/8/7 火曜日 @ 12:39:26
>吉岡さま
藁の線香花火はもともと関西の方で作られたようですね。
関東育ちの私は、残念ながら紙の線香花火しか見たことがありません。
しかし探したら、花火の専門店やネットショップで今も入手できることが分かりました!
今度、香炉に立てるのを試してみます♪
コメント by koundo — 2007/8/7 火曜日 @ 17:10:20