鉄臼(かなうす)−源氏物語−
2007年1月20日土曜日 01:58

<鉄臼の音耳いとかしかましきころなり。>
『源氏物語』梅枝
光源氏は、娘である明石の君の裳着と入内の準備として、薫物(たきもの)の調合を思い立ち、知己の貴婦人に名香を配って調合を依頼。源氏自身、そして夫人である紫の上、花散里も、それぞれ調合を行い、源氏の屋敷で鉄臼の音がやかましく聞こえた。
当時の香、薫物は、貴族の各々が調合し、その香りの佳さを競いました。
漢薬を砕く、磨り潰す道具としては、薬研がすぐに思い浮かびますが、鉄臼(かなうす)は、薬研が登場するずっと以前から使われていたそうです。



